大学職員・転職ゼミナールhttps://daishoku-semi.com1年で大学職員になるブログThu, 13 Mar 2025 09:17:18 +0000jahourly1大学職員は本当にぬるま湯?メリット・デメリット7選!https://daishoku-semi.com/%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e8%81%b7%e5%93%a1%e3%81%af%e6%9c%ac%e5%bd%93%e3%81%ab%e3%81%ac%e3%82%8b%e3%81%be%e6%b9%af%ef%bc%9f%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83/https://daishoku-semi.com/%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e8%81%b7%e5%93%a1%e3%81%af%e6%9c%ac%e5%bd%93%e3%81%ab%e3%81%ac%e3%82%8b%e3%81%be%e6%b9%af%ef%bc%9f%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83/#respondThu, 13 Mar 2025 09:17:12 +0000https://daishoku-semi.com/?p=61

一般企業と比較して大学職員はルーティーン業務が圧倒的に多いです。 入職当時は「これはアルバイトかな?」と思うレベルで、単純な事務処理が多かったのを覚えています。 また、成果主義を採用している大学はまだまだ少ないです。一応 ... ]]>

大学職員は辞めとけ?デメリット7選

ルーティーン業務多めで非・成果主義

一般企業と比較して大学職員はルーティーン業務が圧倒的に多いです。

入職当時は「これはアルバイトかな?」と思うレベルで、単純な事務処理が多かったのを覚えています。

また、成果主義を採用している大学はまだまだ少ないです。一応の人事評価はありますが、ボーナス額には全く影響しないという大学がほとんどです。

昇進試験の材料にはなりますが、昇進もほとんど年功序列なため、早く昇進したい人以外にとっては、人事評価もあまり意味がないというのが実態です。

成果が給与に反映される大学も少数ながら一応あるため、成果主義が好きな方は以下のあたりを目指すのも良いでしょう。

成果主義を導入している大学例
  • 芝浦工業大学
  • 慶応義塾大学

成長が少ない

一般企業と比べて、ビジネスマンとしての成長は遅くなる可能性が高いです。

スキルが付く仕事が少ない、試練になるような難しい仕事が少ない、という理由もありますが、「部下や後輩を指導して鍛える」という文化が圧倒的に少ないように思います。

自分のアウトプットに対するフィードバックが少ないのです。良くも悪くも、注意されることもほとんどありません

そのため、自分で気付いて改善していける人は良いですが、自身の改善点に気付けない人は、同年代と比べて成長が遅くなるかもしれません。

大きな改善はしづらい

改革を標ぼうしている大学は多いですが、内情は前例踏襲なところがほとんどです。

大胆な改革を提案しても、やんわりと却下されてしまうケースが多いのです。

一人はやる気があっても、他職員は大きな改善にエネルギーを割きたくなかったり、管理職および上層部がリスク回避思考であることが多いのが大半の原因のようです。

成果主意義で大きな見返りがない以上、そうなってしまうのは構造上しかたないのかもしれません。

転職がしづらくなる

一度大学職員になると、他業界への転職は難しくなります。

主な理由は以下の通りです。

  • ルーティーン業務がほとんどで、大きな経験が積めない。(アピールが難しい)
  • 成長が遅い
  • 大学職員特有の仕事が多く、他業界で活用しづらい。(教務、入試など)

教務や入試など、大学職員の主要な部署は、この業界特有の仕事であるため、一般企業でのスキル活用はほぼできません。

財務やシステムなど専門的なスキルが身に付く部署も一部ありますが、それでも一般企業で活躍できるレベルになるのは難しいだろうと、両方働いたことがある身としては感じます。

斜陽産業であるリスク

少子高齢化によって、大学業界は斜陽産業であると言えます。

近年、名前が知られている大学・短大でも募集停止が発表されています。

  • 恵泉女学園大学(2023年募集停止)
  • ルーテル学院大学(2024年募集停止)
  • 甲子園短期大学(2026年度以降) など

ただし、18歳人口は減少しているものの、大学進学率は向上(文科省資料)していますから、少子化のペースがそのまま学生数減少に影響することは当面なさそうです。

そして、財務体質や経営状態をしっかりと見たうえで入職先を選べば、少なくとも我々の在職している間は、倒産によって仕事がなくなることは回避できると考えています。

入職先の選び方については、別記事で詳しく解説していきます!

人間関係に癖がある

医大や国立大学を除けば、多くの私立大学の職員数は中小企業の規模です。そうなると良くも悪くも「村社会」なります。

職員内サークルも盛んな大学が多く、アットホームで根回しや柔軟性が効きやすいというメリットはあります。

一方、関係悪化を恐れて然るべき主張がしづらくなったり、変に距離が近くなったために面倒な頼まれごとをされる、というデメリットもあります。

職員間だけではなく、教員との人間関係も注意です。大学教員の中には、癖の強い人がそこそこの割合でいます

教務系・研究支援系の部署で、そのような教員の担当についてしまった場合はしばらく苦労する可能性があります。

また、人間関係だけでなく自分の視野も狭くなりがちです。経済動向が自身の仕事に直結することが少ない、狭い世界で仕事をしているため、意識しないとついアンテナが低くなってしまいます

テレワークやフレックス制は難しい

職員の勤務にテレワークやフレックス制が導入されている大学はほとんどありません。

それは、お客さんである学生がキャンパスに来て、しかも授業時間も決まっている、というビジネスの構造上しかたないため、今後もこれらの働き方改革は期待できないでしょう。

学生支援系以外の部署はテレワークやフレックス制で働くこともできそうですが、学生支援系部署との連携のしやすさや、配属による不公平が出ないように、全部署で導入していない大学が多いです。

大学の営業形態上、今後もテレワークやフレックス制の普及は難しいでしょう。

大学職員になるメリット7選

年功序列で高給

都内の大手私立大学は、40代になってくると管理職でなくても年収1,000万円に到達するところが多いです

しかも成果主義ではなく年功序列の大学がほとんどなため、のんびり働いていても自然と昇給するため、非常に魅力です。

各大学の給料は別記事で詳しく解説していきます!

また、給与以外でのお得ポイントも多いです。

多くの私立大学が加盟している日本私立学校振興・共済事業団で、提携ホテルやレジャー施設の割引、低利率での融資、見舞金や傷病手金、等々を受けられます。

これらは一般企業でもよく見ますが、加えて大学独自の良さとして特にありがたかったのは、以下のあたりです。

大学職員ならではのお得ポイント
  • 提携病院で安く治療や入院が受けられる
  • 学食が安く、昼食代はサラリーマン時代の半分
  • 学生が使うジムを年間数千円で使える

残業が少ない

私の場合、残業時間は月平均10~20時間で、ほとんどの日は定時退社できます。残業ゼロの月もあります

そのため、プライベートに使える時間は各段に増えます。

逆に言うと、そんなに残業するほど仕事がないため、残業代で大きく稼ぎたい場合は難しいです。

休みが多い

大学職員の休み事情は、以下の通りかなり良いです。

ミッション系大学はクリスマスが休みになることが多いため、冬休みが長い傾向にあります。

なお、夏休みが長いのは、その分土曜勤務(隔週・午前中)がある大学が多いためです。そのため年間休日日数は、ホワイトと言われる大手民間企業とそこまで変わりません。

ただ、有給休暇の取得しやすさ等を考えると、やはり一般企業よりも圧倒的に良いです。

大学職員の休み事情※
  • 有給休暇は基本的に毎年20日分フル消化
  • 夏休みは1カ月分ある(土日+平日合計)
  • 冬休みも10日以上ある

仕事が楽でストレスが少ない

仕事の量・難易度・ストレスが圧倒的に低く、思っていた以上に「ぬるま湯」でした。

もちろん部署による差はあれど、一般企業と比べて全体として見れば、間違いなく仕事は楽でしょう。

私が転職サポートした方々も転職同期も、「もう一般企業には絶対戻れない」と口をそろえて言います

客商売ではない

ストレスが少ない要因の一つとして、客商売ではない点が挙げられます。

営業やカスタマーサービス等の職種経験者は分かると思いますが、顧客の要望に振り回されたり、アウトプットへの責任感や緊張感が大きいことがデフォルト状態でしょう。

大学にも学生というお客さんがいますが、プレッシャーが全く違います基本的に運営方針は大学が決めたものに従ってもらいますし、厳しい納期や調整を個別に求められるようなことはないためです。

全国転勤がほぼない

全国にキャンパスや拠点がある学校法人を除けば、大学職員は基本的に転居を伴う転勤がありません

そのため、家族への負担が少なかったり、家を買う決断がしやすいというメリットは大きいでしょう。

育休産休が取りやすい

大学職員は育休産休を取得しやすいです。

風土的な側面もありますが、マニュアルに基づくルーティーン業務が多いため、長期で休んでも誰かが代わりにできるという業務性質上の理由もあります。

保育園が見つからない理由で女性が育休を数年延長しているのはザラで、男性も1年くらい育休を取ってから普通に復帰するシーンが全然あります。

大学職員に向いている人とは?

ここまでの内容を踏まえつつ、環境面や性格面で見た、大学職員に向いている人の特徴は以下の通りです。

スキル面で向いている人は、選考対策の記事で詳しく解説します。

環境面・性格面で大学に向いている人
  • 比較的少人数の組織でのコミュニケーション・立ち回りが苦にならない人
  • ルーティーン業務や長時間のデスクワークが苦にならない人
  • 変化や刺激が少ない環境で、長期安定的な仕事をしたい人
  • 教育や研究の支援にやりがいを覚える人

大学職員に向かない人とは?

成果主義でバリバリ仕事をしたい人

大学は成果主義ではないところがほとんどで、大きな変革をスピード感持って進めることも難しい文化です。

そのため、競争もある刺激的な環境の中でバリバリ仕事をしたいという人は、おそらく歯がゆさを感じてしまうことでしょう。

「成し遂げたいこと」やキャリアパスにこだわりがある人

大学職員になって絶対に成し遂げたいことがある人や、キャリアパスにこだわりがある人も要注意です。

大学はジョブローテーションがあるため、希望部署にいけるチャンスもあります。

ただ、同じ部署に何年もいて、大きな事業を成し遂げたり、専門性を極めていく、ということは難しい可能性が高いです

また、前例踏襲文化のため、大きな変革は却下されがちであることも、前述の通りです。

面接の中で、改善案を言うのは問題ありません(むしろ重要)。ただし、こだわりすぎには注意です。

結局、大学職員はおすすめ?(中の人の本音)

メリット、デメリットそれぞれ見たうえで、実際に転職した私の感想をお伝えします。

結論として、大学職員という仕事は間違いなくおすすめです

理由は率直に、「残業や休み等の労働環境の良さ、楽でストレスの少ない仕事、それで年収1000万円とかもらっていいの?」という点です。

もちろん人によって感じ方は違いますし、大学によっても待遇に差がありますので、今回の内容や他記事も参考にして、ぜひ検討してみてください。

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大学職員「転職体験記」~燃え尽きアラサーが早慶上MARCHの内定ゲット!?~https://daishoku-semi.com/%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e8%81%b7%e5%93%a1%e3%80%8c%e8%bb%a2%e8%81%b7%e4%bd%93%e9%a8%93%e8%a8%98%e3%80%8d%ef%bd%9e%e7%87%83%e3%81%88%e5%b0%bd%e3%81%8d%e3%82%a2%e3%83%a9%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%81%8c%e6%97%a9/https://daishoku-semi.com/%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e8%81%b7%e5%93%a1%e3%80%8c%e8%bb%a2%e8%81%b7%e4%bd%93%e9%a8%93%e8%a8%98%e3%80%8d%ef%bd%9e%e7%87%83%e3%81%88%e5%b0%bd%e3%81%8d%e3%82%a2%e3%83%a9%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%81%8c%e6%97%a9/#respondWed, 12 Mar 2025 15:17:54 +0000https://daishoku-semi.com/?p=40

私はもともと、新卒で大手日系SIerに入社し、営業として6年間勤務していました。 働きやすいと言われる会社ではありましたが、実際にはなかなかのブラック体質でした。 朝7時~夜10時半まで働き、サービス残業だけで毎月30時 ... ]]>

燃え尽きアラサー社畜が、なぜ大学職員に転職したのか?

メンタル寸前でブラック企業脱出を決意

私はもともと、新卒で大手日系SIerに入社し、営業として6年間勤務していました。

働きやすいと言われる会社ではありましたが、実際にはなかなかのブラック体質でした。

朝7時~夜10時半まで働き、サービス残業だけで毎月30時間は超え。土日も仕事のことを考えないと回らない日々。

毎日詰められまくる緊張感、上司のパワハラ、途方に暮れるほど壮大な山積みのタスク。

「美味しい職業」で大学職員がヒット

私は次第に疲弊していき、ついにメンタル寸前になって、「逃げ出さなければ」と決心します。

「次はストレスが少なくて割の良い仕事がいい…」そう考えて、半分冗談で「美味しい職業」とググります。

すると、大学職員の仕事がヒットしました。調べていくと、「仕事が楽なのに、年収1,000万円を超える」などなど美味しそうな口コミが多く出てきました。

「これは令和最後のオアシスだ!」と思い、目指すことを決意しました。

正直、「日本の高等教育を改革したい」とか「学生の成長を支えたい」という思いは全くありませんでした…。

まず何をした?

求人探し

とりあえずマイナビやマイナビ等の転職サイトに登録しましたが、途中からエージェントの重要性にも気付きました。

エージェントは求人件数こそ少ないものの、転職サイトにはないメリットがあるので、ぜひ登録して面談を受けることをオススメします。

転職エージェントのメリット
  • 非公開求人の紹介
  • 自分に合った求人を紹介してくれる
  • 強み分析サービス
  • ES添削

大学職員の募集は頻度や件数が少ないため、見逃しは絶対に避けたいところ。

そのため、求人を漏れなく素早くキャッチできる環境作りはマストだと感じました。

自己PRと志望動機の準備

求人を待ちつつ、これらの準備を始めました。自己PRと志望動機は求人が出ていなくても作り始められます。

自己PRの要素は、「どんな経験・スキルがあるか」×「どんな貢献ができるか」、大きく言えばこの2つでしょう。

自己PR = どんな経験&スキルがあるか × どんな貢献ができるか

「どんな貢献ができるか」については、各大学の取り組みに合わせて書く必要がありますが、経験やスキルは自分のことですから、整理を進められます。

志望動機も実は、「〇〇で貢献できるので志望しています」というアピールが、中途採用では特に重要です。

細かい記載は大学毎の取り組みに合わせる必要がありますが、大きな分野で見ると、どの大学も注力している方向性は似通っています。

どんな分野で貢献できそうか考えておくだけでも、志望動機作成が後でかなり楽になります。

多くの大学が注力している分野
  • 国際化
  • 地域連携推進
  • 産官学連携強化
  • DX推進
  • 就職支援強化 等々…

中途採用では即戦力が求められるため、「〇〇で貢献できるため志望しています」という志望動機が有効です。

業界研究

業界のトレンドやキーワードを、文科省の資料や教育関連サイトで勉強し、自分の考えを言えるように準備をしていきました。

当時の私は自力で調べていましたが、このブログやTwitterでも解説していきますので、ぜひチェックしてください。

また、余裕があれば、一次情報である文科省の政策資料や調査データを見てみましょう。

ただ、教育業界の時事ネタについては、早慶上MARCHの選考では、筆記試験の小論文で問われることはある特に早稲田大学ものの、面接で問われることはほとんどありませんでした。

そのため、対策の優先順位としては、そこまで高くなくても良いでしょう。

ウェブテストの勉強

こちらも求人を待ちつつ準備できることの一つです。

結論から言えば、玉手箱(C-GAB)の問題集を一通り解けるように対策しておきましょう

「ウェブテストは勉強しなくても(全然できなくても)良い」と書いているブログ等もありますが、せっかく自己PR等を準備してもウェブテストで落とされたら非常にもったいないので、足切りされない程度に勉強しておくべきだと思います。

大学職員選考のウェブテストは、ほとんど玉手箱(C-GAB)が使われています。

TOEICの勉強

TOEICスコアも選考でプラスに働く可能性が高いため、できれば勉強しておきたいところです。

たまたま国際能力人材を求めていない募集や大学だった場合は重視されないかもしれませんが、近年は国際化推進に注力する大学がほとんどであるため、間違いなくスコアが高い方が良いでしょう。

ただし、「スコアが無い(低い)」という理由だけで足切りされることはなく、あくまで加点要素と考えて、余裕がある範囲で勉強しましょう

私は専門家ではありませんが、TOEICは問題とスピードに慣れることが攻略のコツだと考えています。

実際、本番と同形式の問題集を何度も解くことで、690点だったスコアを最終的に880点に上げることができました

私の転職同期も全員TOEICスコアは高かったです。

早慶上MARCHを狙った理由は?

大学そのものの価値

私は首都圏の私立大学、特に早慶上MARCHをメインに狙って受けていました。

理由は、斜陽産業であっても長期的に安定した経営を継続できるだけの価値があると考えたためです。その価値とは「ブランド」です。

それぞれの大学の価値を決める指標とは何だと思いますか?(面接で問われるかもしれません)

例えば、一つには研究力があるでしょう。ただ、もし10年後に優秀な研究者達がいなくなってしまっていたら、同じレベルの研究成果を出し続けることは難しくなります。

しかし、各大学の「ブランド」は何十年にもわたって築き上げられてきたもので、今後も10年や20年で変わるものではありません。

そして、受験生が志望先を決めるとき、「企業ウケが良さそう」「頭良さそう」「かっこいい」等のブランドイメージはかなり重要なものでしょう。

つまり、収入源の大半を支えている学生に選ばれるブランドを持っていれば、長期的にも経営が傾くことはない、と考えたのです。

勤めている間にリストラや年収削減になったら、困りますからね…。

大学の選び方については、別記事で詳しく解説していきますのでお楽しみに!

斜陽産業だからこそ、将来的に安定した経営が続きそうかどうか、よく見極めましょう。

給与も重視

給与額や待遇もやはり重視しました。日本の私立大学は2024年度時点で592校あります(参照:旺文社)が、早慶上MARCHの平均年収はやはり上位層です。

各大学の年収や待遇については、別記事で詳しく解説していきますので、お楽しみに!

偏差値と、職員の平均年収は必ずしも比例しません。

苦労したことは?

経験と強みの選定

これが何よりも苦労しました。

思い浮かばないというよりも、「どの強み・エピソードを推すのがベストか?」「ライバル達よりも強いか?」が判断できずに悩みました

効果的な書き方については別記事で詳しく解説しますが、上記の悩みについて最終的にたどり着いた答えは、

他者のESを読んでセンスを身に着ける、です。

内定者の上質なESも、ネットに転がっている誰かのES例も、できれば数多く読みましょう。

すると、「どんなESが採用したくなるか」客観的な目が養われてきます。

手前味噌ですが、私は書類選考は100%通過しているため、ESの内容にはある程度自信があります。

ココナラで出品しているため、ぜひ覗いてみてください。

大学職員の仕事がわからない

業界ニュース等は、前述のように文科省資料やまとめサイトで調べましたが、大学職員の仕事については分かりませんでした。

具体的な仕事や重視されるポイントが分からないと、「私のスキルは〇〇のシーンで役立ちます」と説得力のあるアピールはできません。

当時は、「国際部は海外協定校の新規開拓をするのだろう」とか「システム部は教員のBYOD推進等により研究環境の整備も担うのだろう」のように推測でESを書いていました。

上記2つはどちらもかなりズレています。似たようなことを書こうと思っていた方はご注意ください。

現役職員になって振り返ると、かなりズレたことも言っており、「よく通ったな」ヒヤヒヤします。

当時の私のように、ズレたことを書いている志望者も多くいることを考えると、的を射た内容を書ければ、それだけ他志望者と差が付きます。

今後、大学職員の仕事についても詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

ココナラでもマンツーマンのサポートを行っていますので、的を射た刺さる内容になるよう一緒に作り上げていくこともできます。

なぜ成功できたのか?

募集情報を漏れなく素早くキャッチ(最低限)

前述の通り、数少ない大学職員募集求人を逃さないことは最低限必須です。

かつ、募集が出たらスタートダッシュで準備を開始して、ライバル達より質の高い準備ができたことも大きかったと思います。

私は突発的に残業が発生することもあったので、応募書類提出の締め切り間際に募集情報をキャッチしたら、間に合わないという事態もあり得たと思います。

早めにキャッチできたからこそ、隙間時間をコツコツ利用して、大学の事を調べたり、選考対策ができました。

転職サイトとエージェント(求人が出ると電話をくれることもある)の主要どころは登録して、まめにチェックすることをおすすめします。

自己PRと志望動機が他人より強いか?

当たり前すぎることですが、選考で最も重視される自己PRと志望動機を磨き切ったことが大きかったと思います。

ただ、自身の転職活動や、何人もの内定をサポートしてきて感じるのは、やみくもに頑張って書いても、実は面接官には刺さらない独りよがりな内容になっていることが多々あるということです。

前述の通り、他者のESを見ながらセンスを磨くことで、押さえるべき観点を守りつつ、客観的な視点でさらにブラッシュアップすることが重要です。

私も友人にESを見てもらったり、模擬面接をしてもらうことで、「これは刺さらないんだ」とか「これは伝わらないんだ」と気付かされたことが多々あります。

私も含め内定者に意見をもらうのがベストですが、周りの知人の方に一度は見てもらうことをお勧めします。

どのような観点を意識して書いていくべきか等、具体的な対策方法については別記事で解説していく予定です!

入職先を選んだ決め手は?

長期的価値と年収のバランス

最終的に早慶上MARCHで合計3校内定をもらいましたが、入職先の決めてとして一番大きかったのは、年収とブランド力のバランスでした。

大学自体のブランドを重視したのは、前述の通り、長期的な経営の安定性を期待してのことです。

ここで注意なのは、ブランド力とほぼイコールの偏差値と、給与の高さは、必ずしも比例しないということです。

たとえば、慶応大学と明治大学を比べた場合、偏差値は慶応大学の方が高いですが、年収は明治大学の方が高いのです。

私が入職先として選んだのも偏差値が一番高い大学ではありませんでした。

大学の偏差値と平均年収は必ずしも比例しません。

長期休暇と土曜勤務

大学によって、勤務体系はかなり異なります。具体的には勤務時間帯と、土曜出勤&長期休暇の扱いです。

特に土曜出勤&長期休暇の扱いは、生活スタイルに大きく影響するため、かなり迷いました。

おおまかに以下の2パターンの大学があります。これは人それぞれの好みによるため、正解はありませんが、慎重に考えましょう。

ちなみに、私が勤務する大学は①パターンですが、夏季休暇が平日だけで1カ月分ほどあり、最高です。詳しい仕組みや感想は、別記事で解説する予定ですのでご期待ください!

土曜勤務と長期休暇のパターン
  • 土曜勤務(隔週・午前のみが多い)はあるが、夏季休暇が長い。
  • 土曜勤務はないが、夏季休暇は1週間(一般企業と同じ)くらい。

忙しさ

働きやすい環境を求めての転職であったため、この点も重視しました。

ただ、ブランド価値があり給与が高い大学は、たいてい経営や改革に力を入れていますから、業務量や業務難易度は高くなりがちなため、バランスを鑑みて選びました。

実際どのくらい忙しいのかは、生の声を聞くしか知りようがありません。そのため、口コミサイトにいくつか登録して調べました。

自分が入職した大学の口コミを、後から見てみると、盛られている口コミもありましたが、投稿日が新しいものはそこそこ当たっているものが多い印象です。給与のことも知れるので、おすすめです。

医学部や附属病院がある大学は、カリキュラムや管理業務の幅がかなり広がるので、忙しい傾向にあります。

よくあるQ&A

何にどのくらい時間とエネルギーを使ったの?
ざっくりと以下のような割合だと思います。自己PRは前半で固められたので、あとは各大学を調べたり、それに合わせて志望動機をチューニングすることに多く時間を使えました。
・自己PR+志望動機作成:4割
・面接対策(練習):3割
・業界研究+各大学調査:2割
・筆記試験対策:1割
期間はどのくらいかかったの?
大まかに以下のようなスケジュールでした。各大学とも年1回募集を出すかどうかなので、狙っている大学の募集時期が遠いと、長期化しがちで焦燥感がありました。
・1月頃スタートに求人調べや準備をスタート
・最初の内定をもらったのが夏前
・2,3校目の内定が10月頃
・入職先決定が11月頃

まとめ

今回は私の転職時の事を、ありのままに書きました。

重視することや、地域等の環境、転職活動は人それぞれですが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。

自分の転職活動で得たノウハウや反省は、ブログ内で詳しく解説していきますので、ぜひご覧ください。

皆さまの健闘をお祈りしております!

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【美味しい職業No.1?】大学職員への転職・就職は難しい?経験者が徹底解説!https://daishoku-semi.com/%e3%80%90%e7%be%8e%e5%91%b3%e3%81%97%e3%81%84%e8%81%b7%e6%a5%adno-1%ef%bc%9f%e3%80%91%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e8%81%b7%e5%93%a1%e3%81%b8%e3%81%ae%e8%bb%a2%e8%81%b7%e3%83%bb%e5%b0%b1%e8%81%b7%e3%81%af/https://daishoku-semi.com/%e3%80%90%e7%be%8e%e5%91%b3%e3%81%97%e3%81%84%e8%81%b7%e6%a5%adno-1%ef%bc%9f%e3%80%91%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e8%81%b7%e5%93%a1%e3%81%b8%e3%81%ae%e8%bb%a2%e8%81%b7%e3%83%bb%e5%b0%b1%e8%81%b7%e3%81%af/#respondThu, 06 Mar 2025 14:55:24 +0000https://daishoku-semi.com/?p=12

「大学職員は良いと聞いたけど、未経験からでもぶっちゃけ転職できるの?」 「はなから負け戦なら無駄な時間を使いたくない」と感じる人も多いのではないでしょうか。 本記事では、早慶上MARCHから3校内定した筆者が、実際の難易 ... ]]>

「大学職員は良いと聞いたけど、未経験からでもぶっちゃけ転職できるの?」

「はなから負け戦なら無駄な時間を使いたくない」と感じる人も多いのではないでしょうか。

本記事では、早慶上MARCHから3校内定した筆者が、実際の難易度や気を付けるべきポイントを徹底解説します。

大学職員はなぜ人気?

ストレスが少なく働きやすい

大学職員の仕事は一言でいえば超ホワイトです。

他の転職者たちも口をそろえて「もう一般企業には絶対戻れない」と、言っています。

大学職員のホワイトなところ
  • 一般企業と比べ、業務の量・難易度・ストレスが圧倒的に低いと感じます。
  • 残業も少なく、私は月平均10~20時間ほどです。ゼロ時間の月もあります。
  • 休みも取りやすく、基本的に毎年20日間フル消化できています。

けっこう高収入

私立大学職員の平均年収は734万円です。

外資系企業などには及びませんが、そこそこ高給に感じるのではないでしょうか?

個人的には「こんなにのんびり働けるのに、こんなにお給料がもらえるなんて奇跡!」という感想です。

年功序列文化が残っている大学も多いため、40代になると管理職でなくても年収1,000万円を超えてくる大学がいくつもあります。

参照:日本私立学校振興・共済事業団

充実した福利厚生

日本私立学校振興・共済事業団(以下、「私学共済」)に加入している大学の場合、基本的にここの福利厚生を利用することになります。

提携ホテルやレジャー施設の割引、低利率での融資、見舞金や傷病手金など、充実したサービスが多いです。

特にありがたかったのは、私学共済が関係ないものも含めると、以下のあたりです。

よかったところ
  • 提携病院で安く治療や入院が受けられる
  • 学食が安いため、昼食代が半分になった
  • 学生が使うジムを、年間数千円で使える

私立共済に加入していない大学も、独自の福利厚生を整備しており、やはり充実しているところが多いです。

やりがいが多い

「人の成長に携われる仕事」という点や、人によっては母校に恩返しできる等々、様々なやりがいを感じられる仕事です。

私自身も学生が日々成長していく姿にエネルギーをもらっています。

未経験から大学職員になれる?

「どんなに美味しい職業でも、内定できそうもないなら、ただの絵に描いた餅だ」と感じる方もいるでしょう。

本記事のテーマ、他業種から未経験で転職できるのか?

結論、十分なれます。

それも、一部の超優秀な人だけというわけではありません。

社会人を普通に経験してきた人であれば、必要な準備をしっかり行うことで、早慶上MARCHクラスの大学職員になれる可能性が十分にあります。

とはいえ、人気職業ですから、現職の合間に適当な準備をするだけで誰でも転職できるほど甘くはありません。

十分に備えるためにも、どんな難しさがあるのかを知っておきましょう。戦う相手の強さを把握することは重要です。

大学職員への転職は何が難しい?

超高い競争率

まず何よりも、高い競争倍率です。

人気な職業ゆえにかなりの人数が応募してきます。

応募者は数千人、倍率は200倍を超えるとも言われるほど。

それに対して、一度の募集人数はたったの数人、適した人がいなければ一人も内定を出さない、という大学もあります。

書類選考の難しさ

最も人数が絞られるポイントが、最初の書類選考です。

理由は簡単で、大学職員は人数が少ないゆえに、大量の候補者を面接している人的余裕がないためです。

まずはここを突破することが大きな難関になります。

大学職員の仕事は分かりづらい

大学職員の仕事は一般企業と比べて特殊であり、業務内容がイメージしづらいものが多いです。

しかし当然ながら、業務内容が分からなければ、自分の経験・スキルがどのように活かせるか効果的にアピールすることはできません。

ここで候補者間の差が出てきます。

募集機会が少ない

どの大学も募集を出すのは年1回だけ。

しかも毎年募集するとは限らず、人員補充の必要が出た時だけ求人を出す大学もあります。

一つ一つの希少なチャンスを見逃さず、どれだけ活かし切れるか、が勝負になってきます。

どうすれば内定できるのか? ~内定する人の共通点~

このようなハードルがある大学職員ですが、私が見てきた転職成功者には共通する点がいくつかあります。

これから目指す人はぜひこのポイントを意識してください。

必要な対策を理解して進めている

大学職員への転職は、一般企業のそれと比べて特殊です。

面接でも大学職員特有の質問がされたり、業界知識も普段あまり入ってこない情報が多いです。

そのため、必要な情報を知って準備する人と、そうでない人で、転職活動の結果に大きな差が出ます。

このブログをお読みの方には、早慶上MARCHの内定に繋げた対策を網羅的に解説していきますので、ぜひ安心してついてきてください。

大学職員の仕事を理解している

大学職員の仕事を理解できている人は、「どんなシーンでどんな活躍ができるのか」解像度高くアピールできるため、説得力が違います。

面接官としても、入職後のイメージが湧きやすく、採用した根拠説明もしやすくなるため、内定を出しやすくなります。

大学職員の詳しい仕事内容は別記事で詳しく解説します!

他者との差別化ができている

応募者が多く、競争が激しいのであれば、自分のアピール内容が他者よりも優れている必要があります。

しかし、このシンプルな点を意識できていない人がかなり多いです。

ポイントは、自分が作った書類や面接対策内容を、面接官の気持ちになって客観的に見てみましょう。

そして、「他の人よりも採用したいと思えるか?」を強く意識してブラッシュアップしましょう。

これだけで、結果はかなり変わってきます。

募集情報へのアンテナが高く、準備の初動が早い

前述の通り、大学職員の募集機会は少なく、期間も限られています。

そのため、募集が出たら一刻も早く動き始め、他者よりもクオリティが高い準備をすることが重要です。

そのためには、常に新規募集をキャッチできるようにしておく必要があります。

募集情報を最速かつ網羅的にキャッチする方法については、別記事で詳しく解説する予定ですので、お楽しみに!

あきらめない

一般企業と比べ大学職員向けの転職は長期化しがちなため、途中であきらめてしまう人が多いのも事実です。

逆に言えば、長期化することを予め想定し、あきらめずに続けることで内定の可能性は高まります。

私がサポートしてきた人の中にも、1年、2年と続けて無事に内定をゲットできた方が何人もいます。

ただし、漫然と続けるのではなく、準備のやり方を時には変えたり、新たな情報を取り入れることで、可能性を高める工夫は必要です。

よくあるQ&A

本テーマについて、これまでによく頂いた質問を挙げていきます。

大学職員の転職に年齢制限はある?
募集要項に明記されていない場合は、年齢制限は実質ないと考えて良いでしょう。実際に40代で転職されている方もよく見ます。
私の転職同期も30代ばかりでしたので、若くなければ不利ということはありません。
どのような経歴の人が大学職員になりやすい?
「求める人材像」に具体的なスキル等が記載されていれば、それに近い人が採用される可能性はありますが、これまで様々な方の内定を見てきた経験からすると、経歴だけで有利/不利が決まることはないと考えています。
業界はメーカー、人材、中学校教員、損保会社、金融、建設など様々で挙げれば切りがありません。
職種も営業、経理、顧客対応、クリエイティブ等々かなり幅があります。
過去に応募したことがある大学に再度応募しても内定する可能性はある?
あります。
「前回応募時からさらに経験を積んだことで、活躍できるスキルが身に付いた」ということを示せれば、再度の応募であっても内定できる可能性は十分にあります。
ただし、募集要項に「過去に応募されたことがある方はご遠慮ください」といった旨が書かれている場合は、可能性は低いと考えた方が良いでしょう。

まとめ

大学職員は大人気の仕事ですが、経歴・職種に関係なく、未経験からでも十分にチャレンジできます。

ポイントは、大学職員の仕事をよく研究し、それにマッチするように自身の経験・スキルをアピールすること。

そして、大量にいる他候補者の中で差別化されているかを常に意識することです。

具体的な対策については、今後別記事で詳しく解説していきますので、ぜひチェックしてみてください!

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