「過去に落ちた大学の職員募集に再応募してもいいですか?」
「応募するだけムダなら、書類作成の手間がかかるのでやめます」
という質問をよくいただきます。
大学職員の選考はとても倍率が高いため、一発で内定するのはなかなかのハードルです。
そうなると翌年以降にまたチャレンジしたいというケースも多いでしょう。
そこで気になるのは「再応募でも内定する可能性はあるのか」という点です。
一次面接官を務めた経験のある筆者が内情を解説していきます。
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結論:再応募でも内定の可能性は十分ある※注意点あり
大学によっても異なりますが、再応募だからといって評価がはじめから不利になったり、内定の可能性が減ったり、ということは無い場合が多いです。
なぜなら、前回応募時からの間に著しいスキルや経験を身につけている可能性がある人材を、選考もせず逃してしまったら、大学にとって損失になるためです。
ただし、いくつか注意点がありますので、しっかりと理解したうえで転職活動を進めましょう。
注意点①:募集要項で再応募拒否されていたら難しい
大学によっては、募集要項に「過去にご応募いただいた方はご遠慮ください」といった旨が書かれていることがあります。
このように再応募拒否している大学の場合は、再応募しても内定の可能性は少ないでしょう。
大学側は過去の応募者をデータ管理しているところがほとんどで、一度でも応募したら、そのデータに加えられることになります。
再応募拒否を謳っている大学が、過去の応募者データを検索して「再応募チェック」をおこなっている場合は、再応募であることがバレますので、その時点で落とされます。
しかし、募集要項に再応募拒否の旨が書かれていても、「再応募チェック」をいちいちおこなっていない大学もゼロではないかもしれません。
そのような可能性に賭けて、再応募してみるのもナシではありませんが、ムダに終わる覚悟を十分持って応募しましょう。
注意点②:ESの内容は変えるべし
再応募する場合は、志望動機などのES内容は前回と変えてパワーアップさせることが必須です。
前回落ちたということは、大学が求めるものに対して足りないところがあったということです。
そうであれば、前回と似たような内容で勝負すると、また落ちる可能性があります。
通過して内定するためには、前回よりも「成長している」ことが必要なのです。
ESを大幅に強化するための具体的な方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。