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「大学職員の選考ではTOEICの有無やスコアの高さは見られていますか?」という質問をかなり受けます。
募集要項の求める人材像に「国際力」的な内容が書かれていたり、ESにTOEICスコアを書く欄があったりするので、気になる方も多いと思います。
今回の記事では、選考でTOEICスコアはどのくらい結果に影響するのか、忙しい中でTOEICスコアを手っ取り早く上げるにはどうしたら良いのか等を詳しく解説していきます!
結論:TOEICスコアはあった方が有利
大学職員に本気でなろうとするなら、やはりTOEICスコアはあったが良いです。低くても(もしくはスコア無しでも)内定できないということはありませんが、高い方が有利になるのは間違いないでしょう。
国際化推進に注力している大学がほとんど
理由はシンプルに、国際化推進に注力している大学がほとんどだからです。
たとえば早慶上MARCHを見ると、どの大学も経営計画等で国際化を謳って、勢力的に取り組んでいます。
これは、そもそも世界のトレンドとして国際化の波は止まらないことに加え、日本の大学の地位や国際競争力が下がっているため、各大学とも世界に通用する人材教育・研究創出が急務だからです。
逆に言えば、この時勢にあって国際化推進に注力していない大学は、本当に転職して大丈夫か一度考えた方が良いかもしれません。
英語を使う業務が増えていく
国際化を推進しようとすれば、必然的に英語を使う業務や職員が徐々に増えてきます。
- 外国人留学生のサポート
- 外国人教員との協働
- 英語資料・メールの作成
- 英語資料の参照
今やGoogle翻訳やAI等のサービスが発達していますが、意図を正確に汲み取った英文に翻訳してくれるかという面では限界があったり、対面での英会話ではやはり職員本人の英語力も求められるのです。
中途採用こそ英語力が重視される
英語を使う業務を前述しましたが、英語を使った業務経験のある職員は、今はそこまで多くはありません。
新卒から働いている職員は英語力がほとんどない人もたくさんいます。
そのため、そのような人たちに今から英語力をつけさせるよりも、既に英語力や国際的な仕事に携わってきた人材を中途採用してしまった方が確実で手っ取り早いのです。
実際、転職の募集要項でも、求める人材像として国際化を推進する能力や経験が書かれていることが多くなっています。
国際化推進能力と言っても、様々な要素がありますが、英語力は最も具体的で分かりやすいものでしょう。
早慶上MARCH某大学の最終面接では、外国人役員による英語の質問がありました。
TOEICからは少しずれますが、そのくらい英語力が重視されているという証拠です。早慶上MARCHなどの人気トップ大学では特に顕著だと思います。
TOEICスコアは何点あればいいの?
私の転職同期は4人おり、全員TOEIC850点以上でした。
また、これまで見てきた早慶上MARCHの転職内定者は、おおむね700点は超えている印象です。
もちろん私が知る人は一部にすぎませんし、TOEICスコアだけで採否が決まるわけではありませんが、一つの目安として参考にしてください。
TOEICスコアを手っ取り早く上げる方法2選
「TOEICスコアが高い方が良いのは分かったけど、対策している時間なんて無い」と思った方も多いでしょう。
忙しい本業の合間にES準備や面接対策をしなければならない方に、TOEIC対策に時間を回すのが難しいことはよく分かります。(私がそうでした)
そこで、私がやってみた結果良かった、なるべく手間と時間をかけずにスコアを上げる方法を2つご紹介します。
①模試問題集を解きまくる
一つは、模試問題集を解きまくることです。
市販のしっかりしたものであれば、どれでも構いません。私は5回分の模試と解説がセットになったものを2冊買って一通りやりました。
最悪、解説はそこまで読まなくてもOKです。あくまでも重要なのは問題を解き慣れることです。
解くだけであれば1回2時間で終わります。試験前の毎週末2時間ずつTOEICに充てるだけであれば、なんとかやり繰りできる範囲ではないでしょうか。
この方法が有効な理由は、TOEICは以下のように、慣れによってある程度スコアを上げることができるためです。
ご存知の通り、TOEICは試験時間が短いため、いかに正解できそうな問題に時間を割いて、効率的に解き進めるかが重要です。
「じっくりやったら後半ほとんど手を着けられなかった」や「スピード重視で焦ってやったら正答率がボロボロだった」という事故を減らすだけでも、スコアは向上できます。
人によってどの大問が解きやすいかは異なるため、自分が得意なところに注力できるように慣れておきましょう。
また、長文読解は先に設問をサクッと見て、どのあたりが問われているのか把握しておくと効率的です。頭では分かっていても、実際の塩梅は試験を解くことでしか上達していきません。
5回分の模試問題集を、毎週末に1回ずつ解いていったら、約1カ月は英語に触れていることになります。
この期間で、頭は英語の扱いにだいぶ慣れてきます。
②TOEIC対策スクールの無料体験を受けてみる
慣れはあくまでも付け焼刃的な方法であるため、上げられるスコアには限界があります。
もう少しTOEIC対策にも時間を使えて、さらにスコアを上げたい方は、TOIEC対策スクールを使うのも手です。
とはいえ、けっこうなお値段がするところもあるため、まずは無料体験レッスンを受けてみるのが個人的なオススメです。
私も自身も時間の都合で、無料体験レッスンだけ受けて終わってしまいましたが、無料体験だけでもけっこうノウハウを教えてもらえて、スコア向上に役立ったように思います。
結局、「自分はどこが弱いのか」+「そこを伸ばすにはどうすれば良いのか」を教えてもらえるので、最も効率が良いと感じました。
あとはその部分を意識しながら模試問題集を解きまくれば良いのです。
私はこの2つの方法で対策し、本試験3回受けて725点⇒880点にスコアが上がりました。
私が実際にレッスンを体験してみて、良かったスクールをを2選ご紹介します。
こちらがオススメなのは、本番とほぼ同じ内容と思われる内容を無料体験レッスンでも受けさせてくれたためです。
「グラマーテーブル」という独自の英語学習ノウハウを、体験レッスンでもガッツリと教えてくれました。
他のスクールだと結局は入会させるための営業や説明で終わってしまうというところもあり、本番レッスンと同レベルをほぼそのまま体験できるスクールは実は希少なのです。
さらに、他スクールと比べて特にすごいところは、スコア保証制度の充実度です。スコア保証制度とは、「受講しても一定スコアに到達しなかったら、到達できるまで無料で指導を延長します」というものです。
無料延長期間に制限がなかったり、保証のスコアが高かったりと、太っ腹な内容です。
一定の成果を出すことを約束しているということなので、指導力に自信があるということでしょう。
現在は「無料カウンセリング」に参加した方にだけ、無料体験レッスンを案内しているようです。まずは無料カウンセリングの予約を行いましょう。
こちらも良かった理由は、実際のレッスンと同クオリティと思われる内容を無料体験させてくれた点です。
60分の中で、自分の弱点を分析してくれたり、今後の対策方法をマンツーマンで教えてもらえます。
こちらの方が、自分のレベルや特性に合わせて柔軟にレッスンしてくれる感じなので、より「マンツーマン」的な要素が強いと感じました。
渋谷や池袋とアクセスしやすい場所にあったり、自習室が無料だったり、TOEICマンツーマン指導が20年以上の実績があるのもオススメなポイントです。
まとめ
- 大学職員への転職においてTOEICスコアは重要。
- 手っ取り早くスコアを上げるには「慣れ」が有効。模試問題集を一通り解こう。
- もっと大幅にスコアを上げるなら根本的な英語力を伸ばすことが大事。短期のTOEIC対策スクールも良い選択肢。